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白い追憶

サイトのおしらせや設定のメモ帳

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とある魔術師の男に関連する設定。

「とある魔術師の男」の舞台はNostalgia世界、ラグラス大陸である。

オーウェン・クリストフ・リィ・ニール・カーサスという魔術師はあらゆる世界のあらゆる時代に現れ、どのリィ・ニール・カーサスもウィルフレッドという少年と必ず出会う。
もう一人不確定に存在するのがカミラという女だが、この女がいない世界ではリィ・ニール・カーサスとウィルフレッドは破滅し、存在する世界ではそこまで酷いことにならない。

単純に、カミラがいるとリィ・ニール・カーサスは闇から一歩抜けだし、人間の感覚を取り戻すことができる、ということである。

白花の廻りの「哀れな旅人」のリィ・ニール・カーサスにはカミラがいて、掌編コーナーの「とある魔術師の男」にカミラはいない。後者の二人は、全体的に見てさほど酷くないレベルのバッドエンドを迎えるパターンである。

白花の廻りと空中庭園の夢に出てくるリィ・ニール・カーサスは同一人物であり、大衆娯楽作家を装った魔術師であり、カミラが存在するので適当にのんきに生きている。
だからこそ大衆娯楽作品を執筆できるともいえる。
ウィルフレッドはサインを貰って大喜びして帰った程度の知り合いとはいえない程度のかかわり。

ちなみに、あらゆる世界というのはあくまでもnostalgia世界の平行世界という意味合いで、snowgardenやgw/fesには出てこない。メタ的な意味で世界を超えることはない。

なお、ラグラス大陸の魔法領域にいるのは魔術師ではなく魔法使いである。
彼らは魔術師のように闇に魅入られ闇に生き、生と死の領域を侵犯しているわけではないので、同列に並べると失礼になる。
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フェルゥウィシト

フェルゥウィシトってのは造語です。作中では既に使われていない、一部の職業の者のみが習得する古い言葉という設定なんですが、正確な遺跡の名前はルェイ・フェルゥィシタスといいます。※太文字の所がアクセントです。

んで、クルェイ(庭)フェルゥ(空・上・天)ウィシト(真ん中・一番目)。
正確なニュアンスは「天に一番近い庭」「てっぺんの庭」であり、空中庭園というのは「真ん中」と「一番目」を取り違えた後世の人々による誤訳なわけです。

しかし、文明をフェルゥウィシトって呼ぶときは「ソラナカ(クウチュウではない)」で正しいです。庭という場所を指す言葉があるかないかで解釈もコロっとかわります。尚、この庭って言葉もテリトリー・領域って意味を含む(個人のではなく、人間のって意味で)のでめんどうくさいです。

なんで「真ん中」と「一番目」が同じ言葉なんだよ。ってのはフェルゥウィシトならではの意味がありますが、本編中に出てくるのでここでの解説は控えます。

作中で現代フェルエン語で以上のように訳されているクルェイ・フェルゥウィシタスですが、私がこれを日本語に翻訳するなら「第一都市」か「首都」ですねー。
まあ、こんな感じなんで、フェルゥウィシトってのは、現実の「空中庭園」と全く違うものを指しています。

どうでもいい知識としては、作中では「フェルゥウィシト空中庭園」と表記してますが、これを古語で表記すると「cluei'n felue wiesites sieo felue wiesito」。直訳すると「空中空中庭園」で、これまた後世の勘違い系ネーミングです。


Swieo wiesites lieca yeo felule!
Felue! Rowdiio riem'n luhueil yeo neile!

設定表の文字はアルファべットで代用してます。
つづりは現実の言語と被ると困るのでかなり無茶してます。
文字数は26文字より多い設定だけど、そんなことは本編の何処にも出てこない。

あれー?

そういや白花の廻り/罪人の剣2で観光都市フェルエンの名前が出てきましたが、目次ページをみても実際に観光都市フェルエンが舞台の話(予定)が一本もないんじゃね? と気づきました。
あの街、リシュー流域地方でも、カルミアの兄弟都市でも、西方都市群の仲間でも、魔法領域の一部でも、もちろん北方幻想領域でもないので、そもそも対応するChapterが存在していません。
今サイトから消えている空中庭園の夢(こっちはフェルエン人によるフェルエンの話)でおなか一杯になっていたのだろうか、振り分けた当時の私。

主人公が街そのものに近づいていないわけではなく、むしろ一番出入りしているのがフェルエンです。
まあ、慣れ親しんだホームって感じで、あまり旅って感じはでないから、正しいともいえるのか。
唯一の観光都市フェルエン関連の話が拍手ログ01だけという……。
しかも街にいない。

目次を振り分けなおそうかと思いましたが、中央山脈沿い関連でテーマに出来そうなお題は大体消化済みで、毒消し草しか残ってません。
ということで、諦めます!

フエト

商業都市と化してしまった、かつての信仰の地。
神の権威が戻ることを願い、暗躍する人々。
何も知らず父を慕う少女。
何も知らず少女を守る青年。
色々な思惑が交錯し、何も残さずに消える。
何の救いもなく、救うべきものもそこにはない。
そんな7日間のフエトのお話。

自分用資料その2『白木蓮』(空中庭園の夢)

木蓮=玉蘭=マグノリア
実際には木蓮ではなく白木蓮。


彼の出身国ヒサカキの人々の名前は漢字名。
ただし、旅の中では共用語で名乗っている。
家族は別に植物名ではない。国全体でも花の名前がさほど多いわけではない。
木蓮と玉蘭とマグノリア。実際家でどの名前で呼ばれていたかと言うと、木蓮。
玉蘭は言葉遊びの中より。
北を見るくせがある。
そこは故郷だから。
白木蓮は花先を北に向ける花だから。


まるで、空に浮かぶように、漂うように開く白花。
春風に乗せ、恩恵を届ける。

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